ニック・ボーサ

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ニック・ボサ
ニック・ボーサ
Nick Bosa
refer to caption
サンフランシスコ・49ersでのボーサ
(2019年)
サンフランシスコ・49ers #97
ポジション ディフェンシブエンド
生年月日 (1997-10-23) 1997年10月23日(26歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フロリダ州フォートローダーデール
身長: 6' 4" =約193cm
体重: 266 lb =約120.7kg
経歴
高校 セントトーマス・アキナス高等学校(英語版)
大学 オハイオ州立大学
NFLドラフト 2019年 / 1巡目全体2位
所属歴
2019- サンフランシスコ・49ers
受賞歴・記録
オールプロ選出(計1回)
1st(1回)
2022
プロボウル選出(4回)
2019, 2021-2023
その他受賞・記録
NFL 通算成績
(2023年終了時点)
タックル 209
サック 53.5
フォースファンブル 10
ファンブルリカバー 3
パスディフレクション 8
インターセプト 1
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ニコラス・ジョン・ボーサNicholas John Bosa, 1997年10月23日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLサンフランシスコ・49ersに所属している。ポジションはディフェンシブエンド。同じくNFL選手で、ロサンゼルス・チャージャーズに所属しているジョーイ・ボーサは実兄である。

経歴

カレッジ

オハイオ州立大学でのボーサ
(2016年)

兄と同じオハイオ州立大学に進学し、1年目の2016年シーズンは29タックル、5サックを記録した[1]

2017年シーズンは34タックル、8.5サックを記録し、オールアメリカンファーストチーム、オールビッグ10ファーストチームに選出された[2]

2018年シーズンは3試合に出場した後、2018年9月20日にコアマッスルの手術を受け、無期限で離脱することになった[3]。その後、10月16日にチームには戻らない旨を発表し、シーズン終了後に2019年のNFLドラフトアーリーエントリーした[4][5]

個人成績

ニック・ボーサ
シーズン 試合 タックル インターセプト ファンブル
Solo Ast Cmb TfL Sck Int Yds Avg TD PD FF FR Yds TD
2016 12 17 12 29 7 5.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2017 14 19 15 34 16 8.5 0 0 0 0 2 1 0 0 0
2018 3 11 3 14 6 4.0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
通算 29 47 30 77 29 17.5 0 0 0 0 2 2 0 0 1


サンフランシスコ・49ers

2019年のNFLドラフトでは全体1位指名の有力候補とされていた。ドラフトの1週間前には共和党のドナルド・トランプを支持することを表明した他、Instagram上で人種差別的な投稿に「いいね」を押したり、同性愛者を嫌悪するハッシュタグを使用するなどして物議を醸した[6][7]

プレドラフト測定結果
身長 体重






40Yrd



10Yrd




20Yrd




20Yrd



3























6 ft 3+34 in
(192 cm)
266 lb
(121 kg)
33 in
(84 cm)
10+34 in
(27 cm)
4.79 s 1.62 s 2.76 s 4.14 s 7.10 s 33.5 in
(85 cm)
9 ft 8 in
(2.95 m)
29 回 23
All values are from NFL Scouting Combine[8][9]

ドラフト全体2位でサンフランシスコ・49ersから指名された[10][11]。その後、2021年7月25日に4年総額3,350万ドルのルーキー契約を結んだ[12]。契約金は2,250万ドルで、5年目の契約はチームオプションとなる。

2019年シーズン

1年目から主力として活躍してプロボウルに選出され、NFL守備部門年間最優秀新人賞を受賞した。プレーオフのディビジョナル・ラウンドのミネソタ・バイキングス戦ではカーク・カズンズからサックを記録し、勝利に貢献[13]。続くNFCチャンピオンシップグリーンベイ・パッカーズ戦でもアーロン・ロジャースからサックを記録し、勝利に貢献した。チームとして7年ぶりに出場したスーパーボウルではカンザスシティ・チーフスに敗れたが、パトリック・マホームズからサックを記録した[14]

2020年シーズン

第2週のニューヨーク・ジェッツ戦で左膝の前十字靭帯を断裂し、そのままシーズン終了となった[15]。リハビリ中は専属シェフを雇い、タンパク質の多い食事を摂取して回復に努めた[16]

2021年シーズン

前シーズンの怪我から復帰し、2年ぶりにプロボウルに選出された[17]

2022年シーズン

2022年4月25日に49ersから5年目の契約オプションを行使された[18]。3度目のプロボウルに選出された[19]。AP通信NFL最優秀守備選手賞を受賞した[20]

2023年シーズン

契約延長の交渉のため、開幕前のトレーニングキャンプとプレシーズンゲームを全て欠場した。その後開幕戦の数日前に、49ersと5年総額1億7,000万ドルの契約延長に合意した[21]。守備側の選手としてはNFL史上最高額となった[22]

家族

ニック(左)と兄のジョーイ

父のジョン・ボーサ(英語版)は元NFL選手で、兄のジョーイ・ボーサ、いとこのジェイク・クマローはそれぞれ現役のNFL選手である[23]。この3人に加え、祖父のパルマー・パイル(英語版)、叔父のエリック・クマロー(英語版)、大叔父のマイク・パイル(英語版)も全員元NFL選手である[24]。また、曽祖父はマフィア組織シカゴ・アウトフィットで大ボスを務めていたトニー・アッカルドである[25]

詳細情報

年度別成績

Legend
NFL最優秀守備選手賞受賞
リーグ最多
太字 キャリアハイ

レギュラーシーズン

シーズン チーム 試合 タックル インターセプト ファンブル
GP GS Cmb Solo Ast TfL Sck Sfty Int Yds Lng TD PD FF FR Yds TD
2019 SF 16 14 47 32 15 16 9.0 0 1 46 46 0 2 1 2 6 0
2020 2 2 6 3 3 0 0.0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0
2021 17 17 52 40 12 21 15.5 0 0 0 0 0 1 4 0 0 0
2022 16 16 51 41 10 19 18.5 0 0 0 0 0 1 2 0 0 0
通算 51 49 156 116 40 56 43.0 0 1 46 46 0 4 8 2 6 0

ポストシーズン

シーズン チーム 試合 タックル インターセプト ファンブル
GP GS Cmb Solo Ast TfL Sck Sfty Int Yds Lng TD PD FF FR Yds TD
2019 SF 3 3 15 11 4 3 4.0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0
2021 3 3 12 8 4 2 4.0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0
2022 3 3 11 8 3 4 0.0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
通算 9 9 38 27 11 9 8.0 0 0 0 0 0 2 2 1 0 0

脚注

  1. ^ “Ohio State names to know: Nick Bosa is ready for a breakout season”. web.archive.org (2019年4月23日). 2023年10月26日閲覧。
  2. ^ Bill Landis, cleveland com (2017年11月30日). “Nick Bosa wins Big Ten Defensive Lineman of the Year” (英語). cleveland. 2023年10月26日閲覧。
  3. ^ “Buckeyes DE Nick Bosa out indefinitely after surgery”. web.archive.org (2020年9月2日). 2023年10月26日閲覧。
  4. ^ “OSU's Bosa leaving school, looking to draft” (英語). ESPN.com (2018年10月16日). 2023年10月26日閲覧。
  5. ^ “Nick Bosa leaving Ohio State to prepare for NFL draft” (英語). NFL.com. 2023年10月26日閲覧。
  6. ^ “49ers' Nick Bosa apologizes for controversial social media posts” (英語). NFL.com. 2023年10月26日閲覧。
  7. ^ “Nick Bosa liked Instagram posts featuring racist and homophobic slurs” (英語). For The Win (2019年4月25日). 2023年10月26日閲覧。
  8. ^ “Nick Bosa Draft and Combine Prospect Profile”. National Football League. 2023年10月26日閲覧。
  9. ^ “2019 Draft Scout Nick Bosa, Ohio State NFL Draft Scout College Football Profile”. draftscout.com. 2023年10月26日閲覧。
  10. ^ Gramling, Gary. “Looking back at Kyler Murray's rise to No. 1 pick” (英語). Sports Illustrated. 2022年9月20日閲覧。
  11. ^ “Niners select DE Nick Bosa with second overall pick” (英語). NFL.com. 2022年9月20日閲覧。
  12. ^ “Nick Bosa signs four-year rookie contract with 49ers before training camp” (英語). RSN. 2022年9月20日閲覧。
  13. ^ “Vikings vs. 49ers - Game Recap - January 11, 2020 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2022年9月20日閲覧。
  14. ^ “49ers vs. Chiefs - Game Recap - February 2, 2020 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2022年9月20日閲覧。
  15. ^ JAPAN.COM, NFL. “MRI検査を受けた49ersのDEボサはACL断裂、今シーズン終了”. NFL日本公式サイト. 2022年9月20日閲覧。
  16. ^ Thompson, Jackson. “NFL star Nick Bosa says his fish-heavy diet is the reason he is the leanest player on his team, despite weighing 266 lbs” (英語). Insider. 2022年9月20日閲覧。
  17. ^ “Morning Report: Five 49ers Named to 2022 Pro Bowl” (英語). www.49ers.com. 2022年9月20日閲覧。
  18. ^ “49ers Exercise Fifth-Year Option on Bosa, Al-Shaair Signs One-Year Tender” (英語). www.49ers.com. 2022年9月20日閲覧。
  19. ^ “2023年プロボウルゲームス:NFCロースター”. NFL Japan. 2022年12月22日閲覧。
  20. ^ “49ersのDEボサが守備部門年間最優秀選手賞に輝く”. NFL Japan. 2023年2月10日閲覧。
  21. ^ “49ersとDEボサが5年251億の契約延長に合意”. NFL Japan. 2023年9月8日閲覧。
  22. ^ “Source: 49ers, Bosa reach 5-yr., $170M extension” (英語). ESPN.com (2023年9月6日). 2023年9月9日閲覧。
  23. ^ “Dad tells Ohio State star Joey Bosa to stop doing back flips” (英語). NFL.com. 2022年9月20日閲覧。
  24. ^ Kelley, Jeanna (2016年4月18日). “Bosa's great-grandfather was Capone's bodyguard” (英語). SBNation.com. 2022年9月20日閲覧。
  25. ^ Bressner, Noah (2019年4月24日). “Nick Bosa is the great-grandson of a legendary Chicago mobster”. New York Post. 2022年9月20日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • San Francisco 49ers bio
  • Ohio State Buckeyes bio


サンフランシスコ・49ers 2024
クォーターバック

ランニングバック

ワイドレシーバー

タイトエンド

  • 85 ジョージ・キトル
  • 81 カメロン・ラテゥー
  • 89 メイソン・プリーン
  • 82 エリック・ソーバート
  • 88 ジェイク・トンゲス
  •  9 ブレイデン・ウィルズ
オフェンシブライン
  • 67 アイザック・アラーコン TE (Int.)
  • 65 アーロン・バンクス G
  • 78 ベン・バーチ G
  • 64 ジェイク・ブレンデル C
  • 74 スペンサー・バーフォード G
  • 55 ジョン・フェリシアーノ C
  • 60 セバスチャン・グティエレス T
  • 62 ジャレット・キングストン G
  • -- クリス・ハバード T
  • 69 ブライアソン・メイズ T
  • 68 コルトン・マクキビッツ T
  • 76 ジェイロン・ムーア T
  • 66 ドレイク・ニュージェント C
  • 75 ブランドン・パーカー T
  • 77 ドミニク・プニ G
  • 71 トレント・ウィリアムズ T
  • 63 ニック・ザケル G

ディフェンシブライン

  • 66 エヴァン・アンダーソン DT
  • 58 アレックス・バレット DE
  • 51 ロバート・ビール・ジュニア DE
  • 97 ニック・ボーサ DE
  • -- シャケル・ブラウン DE
  • 40 オースティン・ブライアント DE
  • 99 マリーク・コリンズ DT
  • 93 カリア・デイヴィス DT
  • 92 ジョーダン・エリオット DT
  • 56 レオナード・フロイド DE
  • 90 ケヴィン・ギヴンス DT
  • 94 Yetur Gross-Matos DE
  • 98 ジェイボン・ハーグレイブ DT
  • 95 ドレイク・ジャクソン DE
  • 60 レイモンド・ジョンソン DE
  • 96 T・Y・マッギル DT
  • 67 サム・オクアイノヌ DE
ラインバッカー
  • 48 テイタム・ベスーン MLB
  • 59 デ=ヴォンドゥレ・キャンベル OLB
  • 45 デメトリアス・フラニガン=フォールズ OLB
  • 50 ジェイレン・グレアム OLB
  • 57 ドレ・グリーンロー OLB
  • 36 カーティス・ロビンソン OLB
  • 47 エゼキエル・ターナー MLB
  • 54 フレッド・ワーナー MLB
  • 53 ディー・ウィンタース MLB

ディフェンスバック

  • 27 ジアイル・ブラウン FS
  • 31 レナード・グリーン CB
  • 38 ケモン・ホール FS
  • 35 エリック・ハリス FS
  • 41 テイラー・ホーキンス S
  • 29 タラノア・フファンガ SS
  •  2 ディオモンドアー・レノアー CB
  • 26 チェイス・ルーカス CB
  • 28 ダレル・ルーター・ジュニア CB
  • 49 ジェイソン・マホーニー S
  • 43 マリク・ムスタファ S
  • 30 ジョージ・オーダム SS
  • 20 アンブリー・トーマス CB
  •  7 シャーバリウス・ウォード CB
  •  0 サミュエル・ウォーマック CB
  • 33 ロック・ヤ=シン CB
  • 22 アイザック・イアドム CB

スペシャルチーム

  •  4 ジェイク・ムーディ K
  • 46 テイバー・ペッパー LS
  • 18 ミッチ・ウィシュノウスキー P


Roster May 8, 2024現在
  • Depth chart
  • Transactions

アクティブ 80名 (+免除1名)
FA 1名

1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1980年代
  • 82 D.マーティン(英語版)
  • 83 M.ガスティノー(英語版)
  • 84 M.ガスティノー(英語版)
  • 85 R.デント(英語版)
  • 86 L.テイラー
  • 87 R.ホワイト
  • 88 R.ホワイト
  • 89 C.ドールマン
1990年代
  • 90 D.トーマス(英語版)
  • 91 P.スウィリング(英語版)
  • 92 C.シモンズ(英語版)
  • 93 N.スミス
  • 94 K.グリーン
  • 95 B.ポープ(英語版)
  • 96 K.グリーン
  • 97 J.ランドル(英語版)
  • 98 M.シンクレア(英語版)
  • 99 K.カーター(英語版)
2000年代
2010年代
2020年代
1981年シーズンまで正式な記録として扱われず、2013年シーズンからディーコン・ジョーンズ賞として表彰
AP通信 オールプロ ファーストチーム選出(1回)
AP通信 2022 オールプロ ファーストチーム
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
オフェンシブラインマン
エッジラッシャー
ディフェンシブタックル
ラインバッカー
コーナーバック
セイフティ
プレースキッカー
パンター
  • トミー・タウンゼント(英語版)チーフス
キックリターナー
パントリターナー
スペシャルチーマー
ロングスナッパー
  1. カイラー・マレー
  2. ニック・ボーサ
  3. クイネン・ウィリアムズ
  4. クレリン・フェレル
  5. デビン・ホワイト
  6. ダニエル・ジョーンズ
  7. ジョシュ・アレン
  8. T・J・ホッケンソン
  9. エド・オリバー
  10. デビン・ブッシュ
  11. ジョナ・ウィリアムズ
  12. ラシャン・ゲイリー
  13. クリスチャン・ウィルキンス
  14. クリス・リンドストローム
  15. ドウェイン・ハスキンズ
  16. ブライアン・バーンズ
  17. デクスター・ローレンス
  18. ギャレット・ブラッドベリ
  19. ジェフェリー・シモンズ
  20. ノア・ファント
  21. ダーネル・サベージ・ジュニア
  22. アンドレ・ディラード
  23. タイタス・ハワード
  24. ジョシュ・ジェイコブス
  25. マーキース・ブラウン
  26. モンテズ・スウェット
  27. ジョナサン・エイブラム
  28. ジェリー・ティレリー
  29. L・J・コリアー
  30. デアンドレ・ベイカー
  31. ケイレブ・マクゲイリー
  32. ニキール・ハリー
 
各年のNFLドラフト
  • 1936
  • 1937
  • 1938
  • 1939
  • 1940
  • 1941
  • 1942
  • 1943
  • 1944
  • 1945
  • 1946
  • 1947
  • 1948
  • 1949
  • 1950
  • 1951
  • 1952
  • 1953
  • 1954
  • 1955
  • 1956
  • 1957
  • 1958
  • 1959
  • 1960
  • 1961
  • 1962
  • 1963
  • 1964
  • 1965
  • 1966
  • 1967
  • 1968
  • 1969
  • 1970
  • 1971
  • 1972
  • 1973
  • 1974
  • 1975
  • 1976
  • 1977
  • 1978
  • 1979
  • 1980
  • 1981
  • 1982
  • 1983
  • 1984
  • 1985
  • 1986
  • 1987
  • 1988
  • 1989
  • 1990
  • 1991
  • 1992
  • 1993
  • 1994
  • 1995
  • 1996
  • 1997
  • 1998
  • 1999
  • 2000
  • 2001
  • 2002
  • 2003
  • 2004
  • 2005
  • 2006
  • 2007
  • 2008
  • 2009
  • 2010
  • 2011
  • 2012
  • 2013
  • 2014
  • 2015
  • 2016
  • 2017
  • 2018
  • 2019
  • 2020
  • 2021
  • 2022
  • 2023
  • 2024