ザ・タイガース 華やかなる招待

ザ・タイガース
華やかなる招待
監督 山本邦彦
脚本 田波靖男
製作 渡辺晋、五明忠人
出演者 沢田研二
岸部おさみ
森本太郎
加橋かつみ
瞳みのる
久美かおり
音楽 すぎやまこういち宮川泰
撮影 村井博
編集 諏訪三千男
製作会社 東京映画渡辺プロ
配給 東宝
公開 日本の旗1968年12月19日
上映時間 87分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 ザ・タイガース 世界はボクらを待っている
次作 ザ・タイガース ハーイ!ロンドン
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ザ・タイガース 華やかなる招待』(ザ・タイガース はなやかなるしょうたい)は、1968年製作の日本映画

1960年代後半のGSブームで頂点に立った人気グループ、ザ・タイガースの第2作目となる主演映画で、監督山本邦彦

東京でコンサートを開くことを夢見る5人の若者の青春ドラマ

解説

1968年12月19日東京映画製作、東宝系で公開された。

監督は、ザ・スパイダース主演のGS映画『にっぽん親不孝時代』(1968年)で監督デビューし、本作が2作目となった山本邦彦。

脚本は、クレージーキャッツ主演映画や若大将シリーズ、後にたのきんトリオ主演の『青春グラフィティ スニーカーぶる〜す』(1981年)や『グッドラックLOVE』(1981年)などを手がけた田波靖男

撮影は、後に『青春の門』(1975年)や『青春の門 自立編』(1977年)などを手がけた村井博が担当している。

本作では、レコード音源と異なる演奏が多く、バンドとしての魅力を堪能することが出来る。

当時、本作のサウンド・トラック盤はリリースされなかったが、1982年にザ・タイガース主演3作品のサウンド・トラックを編集した『想い出の映画サントラのすべて』(アポロン音楽工業カセット・テープのみ)として、リリースされている。また、2002年にはCD化され、ポリドールから『ザ・タイガース レア&モアコレクションII 〜オリジナル・サウンドトラック編〜』(THE TIGERS RARE & MORE COLLECTION II ORIGINAL SOUNDTRACKS)として再リリースされている。

ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』に続いて久美かおりが、ヒロイン・瀬戸口久美子役で出演。また、久美子のルームメイト・マリ役として、小山ルミが共演している。

あらすじ

とある私立高校生の宇野健二ら5人の夢は、東京のステージで演奏すること。今日も授業をサボって演奏に熱中していた。親たちは長髪に原因があるとして5人の髪を切ろうとする。5人は必死に逃げるが、隠れた貨物列車に閉じ込められた上にその列車が発車してしまう。5人はこの機会を生かすことにして上京するが、所持金がわずかしかなく、空腹に悩む。やっとディスコのバンドに採用されかけたが、彼らを探しに来た担任の薮井に見つかり逃げる。その上、逃げる途中偶然入ったレストランで無銭飲食をしてしまう。途方にくれる5人を拾ったのは、画学生のマリ。そして、マリと同居している瀬戸口久美子は、5人が無銭飲食をしたレストランで働くウエイトレスだった。

久美子は、5人にバンドボーイの仕事を紹介する。5人は久美子とマリに演奏が聞きたいと言われ、楽器と電気を無断で借りて演奏を披露するが、鑑別所から脱走した少年たちと間違えられて警察に捕まってしまう。ようやく釈放された5人のために、宇野の実家で働くお手伝い・はなが全財産をはたいて楽器とマンションを用意してくれた。その頃、久美子は芸能事務所に5人を売り込んで成功させるが、5人の居場所が分からない。宇野も久美子と会おうとするが、すれ違ってしまう。久美子は、やっと見つけた5人の後を追おうとして、自動車にひき逃げされてしまう。5人はある芸能事務所へ売り込みしに行くと、そこは久美子が売り込みに成功した事務所。

5人は前座でデビューすることになった。宇野は久美子に再会するが、久美子が今すぐに手術をしなければ一生歩けない身体になると知る。5人は苦悩の末、楽器を売り払って久美子の手術費用を工面する。無事に手術を終える久美子。しかし、楽器のない5人はデビュー出来ず、そのステージを見に来た親たちにはいつものサボり癖だろうと激怒され、実家に帰ることになってしまう。薮井はマリから真相を聞かされ、5人のために動き出す。5人はデビューステージの成否を心配する久美子に、大成功だったと告げる。

久美子は5人にステージで演奏した歌を聴かせてとお願いする。5人は、久美子を車椅子で病院の庭へ連れ出し、ガラクタを楽器に見立てたコンサートを始める。久美子のために演奏していると、薮井たちが芸能事務所社長を連れて来たり、売り払った楽器を取り戻してきた。やがて、本物の楽器で演奏をする5人。そして、念願のデビューを果たした5人は、様々なステージで熱狂的な演奏を繰り広げるのであった。

キャスト

スタッフ

映像ソフト

同時上映

燃えろ!青春

メンバー

岸部一徳 - 瞳みのる - 森本太郎 - 沢田研二 - 加橋かつみ(途中脱退) - 岸部シロー(途中加入)

シングル

僕のマリー - シーサイド・バウンド - モナリザの微笑 - 君だけに愛を - 銀河のロマンス/花の首飾り - シー・シー・シー - 廃虚の鳩 - 青い鳥 - 美しき愛の掟 - 嘆き - スマイル・フォー・ミー - ラヴ・ラヴ・ラヴ/君を許す - 都会 - 素晴しい旅行 - 誓いの明日 - 十年ロマンス - 色つきの女でいてくれよ - 銀河旅行 - THE TIGERSのWHITE CHRISTMAS

アルバム

THE TIGERS ON STAGE - 世界はボクらを待っている - ヒューマン・ルネッサンス - THE TIGERS AGAIN - 自由と憧れと友情 - ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム - ザ・タイガース・フィナーレ - THE TIGERS 1982 - A-LIVE - サヨナラ日劇ウエスタン・カーニバル

出演映画
所属事務所/レコード会社

渡辺プロダクション - ポリドール/日本グラモフォン

関連人物・項目
メンバーの関連項目
シングル
沢田研二のシングル
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
その他
アルバム
沢田研二のアルバム
スタジオ・アルバム
EP
ベスト・アルバム
  • 沢田研二 GLORIUS 20
  • パーフェクト
  • 沢田研二 パーフェクト14
  • FOREVER 〜沢田研二ベスト・セレクション〜
  • 沢田研二大全集
  • Kenji Sawada Nice Songs 勝手にしやがれ
  • Rock'n Julie with Tigers
  • ダーリング・Julie
  • ROYAL STRAIGHT FLUSH
  • 沢田研二大全集
  • 酒場でDABADA
  • 沢田研二大全集
  • 沢田研二作品集
  • ROYAL STRAIGHT FLUSH[2]
  • ジュリー・CMソング・コレクション
  • 沢田研二大全集
  • ROYAL STRAIGHT FLUSH[3]
  • 全曲集〜灰とダイヤモンド
  • Julie Special A面コレクション
  • 我が名は、ジュリー
  • SUPER BEST
  • A SAINT IN THE NIGHT
  • 沢田研二 B面コレクション
  • AFTERMATH
  • Royal Straight Flush 1971-1979
  • Royal Straight Flush 1980-1996
  • Distortion Love
  • Cocolo Nooto
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  • JULIE III SAWADA KENJI RECITAL
  • JULIE V 沢田研二 日生リサイタル
  • JULIE VII THE 3rd 沢田研二リサイタル
  • 沢田研二比叡山フリーコンサート
  • 沢田研二リサイタル ハムレット・イン・ジュリー
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  • JULIE ROCK'N TOUR '79
  • 架空のオペラ '86
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  • YOKOHAMAスーパーオペラ“海光”公演記念盤
  • DORA〜100万回生きたネコ
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映像作品

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関連項目
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