WordBASIC

WordBASIC
登場時期 1989
開発者 マイクロソフト
影響を受けた言語 QuickBASIC
プラットフォーム Microsoft Windows, Mac OS X
ライセンス 商用 プロプライエタリソフトウェア
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WordBASICは、ワープロ用にカスタマイズされたMicrosoft QuickBASICのサブセットである。Windows 版 Word 6.0 または Word 95 で利用できたが、Word 97のリリース時に、Visual Basic for Applications(VBA)に置き換えられた。VBAとは対照的に、WordBasicはオブジェクト指向ではなく、約900のコマンドのフラットリストで構成されていた[1]

Word 2000 では、WordBasic のマクロを含む Windows 版 Word 6.0 または Word 95 のテンプレートを開くと、マクロは Visual Basic のモジュールに自動的に変換される[2]。マクロ内の各 WordBasic ステートメントおよび関数は、対応する WordBasic メソッドに変換される。

サンプルコード

次のコードスニペットは、「Hello、World!」の例でWordBasicとVBAの違いを示している。

例: [3]

WordBasic:

Sub MAIN
FormatFont .Name = "Arial", .Points = 10
Insert "Hello, World!"
End Sub

VBA:

Public Sub Main()
  With Selection.Font
    .Name = "Arial"
    .Size = 10
  End With
  Selection.TypeText Text:="Hello, World!"
End Sub

脚注

  1. ^ WordBasic と Visual Basic の概念上の違い, 07/11/2006, Microsoft Docs Archived
  2. ^ WordBasic プロパティ (Word)
  3. ^ Converting WordBasic Macros to Visual Basic, 07/11/2006, Microsoft Docs Archived
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
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