野本礼三

のもと れいぞう
野本 礼三
プロフィール
本名 野本 礼次郎
(のもと れいじろう)[1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本東京府東京市(現・東京都[2]
生年月日 (1930-09-17) 1930年9月17日
没年月日 (2006-07-07) 2006年7月7日(75歳没)
血液型 O型[2][3]
職業 声優俳優
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重 162 cm / 50 kg
声優活動
ジャンル アニメ、ゲーム吹き替え
俳優活動
活動期間 1950年代 - 2006年
ジャンル テレビドラマ
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野本 礼三(のもと れいぞう、1930年9月17日[1] - 2006年7月7日[2])は、日本声優俳優東京府東京市(現・東京都)出身[2]

経歴

劇団東芸[5]同人舎プロダクション[3]を経て、2002年までアーツビジョンに所属していた[6]

2006年7月7日午前3時頃、自宅で吐血し、搬送先の病院で死亡が確認された。死因など詳細は不明。75歳没[7]

人物・特色

細くしわがれた老けめの声[8]、独特のだみ声の持ち主[9]。『オバケのQ太郎』の神成さんなど[6]、ひとくせありそうな老人、博士、コミカルな役を演じることが多かった[8][9]。『ドカベン』の徳川監督[6]の「べらんめぇっ!」という口調でも知られる[9]。『ドラゴンボールZ』にて老界王神役では、奇妙な踊りを披露する際の掛け声をアドリブで演じた[10]

趣味・特技はスキー[3]殺陣[11]

資格普通自動車免許2種[6]

後任

野本の生前の交代および死後、役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任 役名 概要作品 後任の初担当作品
田の中勇 老界王神 ドラゴンボールシリーズ』 ドラゴンボールZ3
田中亮一 ドラゴンボール アルティメットブラスト
松井範雄 ラル 宇宙大作戦 恒星ミナラの生体実験 DVDでの追加録音部分
佐藤正治 大辺穀造 忍たま乱太郎 不明
宮澤正
高木渉 ドクター・ノオ 怪物くん 『CR怪物くん デーモンの剣』

出演作品

テレビドラマ

  • 七人の刑事 第2シリーズ 第39話「楽園を追われた男」(1965年、TBS)
  • 若者たち 第33話「さよなら」(1966年、フジテレビ)
  • おはなはん(1966年、NHK)
  • 大河ドラマ(NHK)
    • 太閤記(1965年) - 毛受茂左衛門
    • 源義経(1965年) - 仏師
  • 特別機動捜査隊(NET)
    • 第245話「太陽の誘惑」(1966年)
    • 第285話「拾った女」(1967年) - 望月
    • 第286話「女と赤電話」(1967年) - 宿直員
    • 第370話「挑戦」(1968年)
  • 土曜日の虎 第2話(1966年、TBS)
  • 鳴門秘帖(1966年、MBS)
  • 五人の野武士 第14話「血闘 虎谷の関」(1968年、日本テレビ)
  • 無用ノ介 第6話「剣につばする無用ノ介」(1969年、日本テレビ) - 村人

映画

  • 荒い海(1969年) - 金井司厨員

特撮

テレビアニメ

1965年
  • オバケのQ太郎(1966年 - 1967年、神成、ゴジラの父)
  • 遊星少年パピイ(ゼノロイ)
1968年
  • 怪物くん(TBS版)(ドラン、ラ・クカラチャ)
  • 巨人の星
  • サスケ(猿飛忍群)
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
  • 家なき子
  • 宝島(1978年 - 1979年)
  • ペリーヌ物語(ロッコ 他)
  • 野球狂の詩(事務局長)
  • ルパン三世 (TV第2シリーズ)(1978年 - 1980年、下町署の警官[要出典]
1979年
1980年
  • あしたのジョー2
  • 怪物くん(テレビ朝日版)(ドクターノオ、サボーラ 他)
  • 銀河鉄道999(テツオの父、螢子の父、所長)
  • 鉄腕アトム (アニメ第2作)(1980年 - 1981年、バザールの売手、プロデューサー、手下B)
  • フウムーン
  • ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(1980年 - 1981年、神成さん、お殿様 他)
  • 無敵ロボ トライダーG7(馬之助)
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
  • ゲゲゲの鬼太郎(第4作)(チー)
1998年

OVA

1987年
1989年
1990年
1991年
1992年
1996年

劇場アニメ

1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1989年
1991年
1992年
1993年
1994年
  • 三国志 完結編・遥かなる大地(左慈

ゲーム

ドラマCD

  • 黒いチューリップ(小沢伝次郎)

吹き替え

映画

ドラマ

アニメ

人形劇

バラエティ

  • PUREROCK(ゴミおじさんの声)

人形劇

脚注

  1. ^ a b 掛尾良夫編「声優事典 男性篇 野本 礼三」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、ISBN 4-87376-160-3、233-234頁。
  2. ^ a b c d 「野本 礼三」『Excite News』(エキサイト株式会社)。2023年11月5日閲覧。
  3. ^ a b c 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、127頁。 
  4. ^ 『日本タレント名鑑(2000年版)』VIPタイムズ社、2000年、332頁。 
  5. ^ 『出演者名簿(1969年版)』著作権資料協会、1968年、316頁。 
  6. ^ a b c d “野本 礼三”. アーツビジョン. 2002年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月14日閲覧。
  7. ^ WEBアニメスタイル_TOPICS「大ヒットから訃報まで総決算 2006年アニメニュース」
  8. ^ a b “ACTOR”. アーツビジョン. 2001年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月14日閲覧。
  9. ^ a b c 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、111頁。ISBN 4-19-720012-9。 
  10. ^ 渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、120頁。
  11. ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、97頁。 
  12. ^ “MANDARAKE”. 2019年11月24日閲覧。
  13. ^ “MANDARAKE”. 2019年11月24日閲覧。
  14. ^ “ワンサくん”. 手塚治虫 公式サイト. 2023年4月13日閲覧。
  15. ^ “ブロッカー軍団IVマシーンブラスター”. 日本アニメーション. 2016年6月3日閲覧。
  16. ^ “ドカベン”. 日本アニメーション. 2016年8月2日閲覧。
  17. ^ a b c “キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. 光速電神アルベガス. 東映アニメーション. 2023年2月9日閲覧。
  18. ^ 亀屋は「野元礼三」と誤表記。
  19. ^ 「町本礼三」と誤表記。
  20. ^ “怪物くん 怪物ランドへの招待”. メディア芸術データベース. 2023年5月28日閲覧。
  21. ^ “時空の旅人”. マッドハウス. https://www.madhouse.co.jp/works/1986-1983/works_movie_timestranger.html 2016年5月1日閲覧。 
  22. ^ “獣兵衛忍風帖”. マッドハウス. 2016年6月24日閲覧。

外部リンク