踊る一寸法師

曖昧さ回避 この項目では、江戸川乱歩の短編小説について説明しています。人間椅子 (バンド) のアルバムについては「踊る一寸法師 (アルバム)」をご覧ください。
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踊る一寸法師』(おどるいっすんぼうし)は、江戸川乱歩の著した短編小説。大正15年(1926年)1月、『新青年』に掲載された。エドガー・アラン・ポーの『ちんば蛙(英語版)』に多大な影響を受けた作である。

あらすじ

あるサーカス団には、緑(ろく)さんと呼ばれる一寸法師がおり、彼はいつもみんなからいじめられていた。

ある時、緑さんをいつもいじめている紫繻子の男が、緑さんに隠し芸を見せるようにと提案した。緑さんは「美人獄門の魔術」という、女性の入った箱に外から剣を突き刺すという奇術を行うことになり、美しい玉乗りのお花が奇術の被験者に選ばれた。

緑さんは奇術の仕上げとしてお花の首を切り取り、成功裏に終わったかに見えた。ところが、終わった後暫く経ってもお花の姿が見えず、記述者である「私」は不安になる。その時、サーカスのテント内に煙が充満し、「私」は火事だと思ってテントの外に出る。そして、「私」は、テントの上で、一寸法師が手に黒い液体が滴り落ちている物体を持って踊っているのを見る。

出版

外部リンク

小説作品

二銭銅貨 - 一枚の切符 - 恐ろしき錯誤 - 二癈人 - 赤い部屋 - 算盤が恋を語る話 - 盗難 - 白昼夢 - 人間椅子 - 闇に蠢く - 踊る一寸法師 - モノグラム - お勢登場 - 人でなしの恋 - パノラマ島奇談 - 鏡地獄 - 陰獣 - 芋虫 - 孤島の鬼 - 押絵と旅する男 - 蟲 - 盲獣 - 目羅博士 - 地獄風景 - 恐怖王 - 鬼 - 火縄銃 - 悪霊 - 妖虫 - 石榴 - 堀越捜査一課長殿

明智小五郎
登場作品
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シリーズ
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随筆・評論
リライト

白髪鬼 - 緑衣の鬼 - 幽霊塔 - 鉄仮面 - 三角館の恐怖

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