八景園

八景園(はっけいえん)あるいは大森八景園(おおもりはっけいえん)は、現在の東京都大田区山王二丁目にあった遊園地である。

沿革

1884年明治17年)に実業家・久我邦太郎が八景坂上の畑や草原など1万坪を買い取って開園し、50坪の大広間をもつ総萱葺きの家を建て、当時有名だった江東区の中村楼に料亭三宜楼を開業させた[1]。 1902年(明治35年)には、当時の皇后が行啓している。

東海道本線大森駅の西側にあり、「鉄道唱歌」第1集4番に「梅に名を得し大森を」とあるのは、八景園の梅林を指すとされる[2]

関東大震災前後の1922年大正11年)から1924年(大正13年)にかけて区画分譲され、住宅地になった。

脚注

  1. ^ 東京・大森、封印された「女性たちの嘆き」の歴史三浦展 Business Journal 2018.03.08
  2. ^ 大田区ホームページ:八景園跡

外部リンク

  • “大森八景園 写真の中の明治・大正 - 国立国会図書館所蔵写真帳から -”. 国立国会図書館 (1979年). 2021年1月30日閲覧。

座標: 北緯35度35分18秒 東経139度43分31秒 / 北緯35.588441度 東経139.725268度 / 35.588441; 139.725268

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