全音

曖昧さ回避 この項目では、音程について説明しています。出版社については「全音楽譜出版社」をご覧ください。

全音(ぜんおん)は、全音階を構成する2種の音程の大きい方をいう。長二度とも呼ぶ。小さい方は半音である。

  • 平均律では全音は半音2つ分に相当し[1]、比率は2の6乗根となる(200セント)。
  • ピタゴラス音律の全音は9/8(204セント)である。
  • 純正律では全音に9/8(204セント)の大全音と10/9(182セント)の小全音の2種類がある。
  • ミーントーンの全音は純正律の長三度5/4)の半分で、5/2(193セント)になる。
  • ゼンハーモニック音楽の技法として、全音と半音の量と比率自体を置き換えて新たな音階を構築する「MOSスケール」が存在する。

参考資料

  1. ^ “全音とは”. コトバンク. 株式会社 朝日新聞社. 2016年11月15日閲覧。

関連項目

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