佐々木夫妻の仁義なき戦い

佐々木夫妻の仁義なき戦い
ジャンル テレビドラマ
脚本 森下佳子
演出 平川雄一朗
那須田淳
中前勇児
出演者 稲垣吾郎SMAP
小雪
小出恵介
酒井若菜
古田新太
山本耕史
桜井幸子
江波杏子
西村雅彦
藤田まこと
ナレーター 小林清志
エンディング SMAP「そのまま
製作
プロデューサー 高橋正尚
制作 TBSテレビ
製作 東京放送
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2008年1月20日 - 3月23日
放送時間日曜日21:00 - 21:54
放送枠日曜劇場
放送分54分
回数10
公式サイト
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佐々木夫妻の仁義なき戦い』(ささきふさいのじんぎなきたたかい)は、2008年1月20日より3月23日まで毎週日曜日21:00 - 21:54に、TBS系列の「日曜劇場」枠で放送されていた日本のテレビドラマ[1]。主演は稲垣吾郎SMAP)。

概要

この作品は、共に弁護士ではあるが、仕事においても日常生活においても性格が正反対の夫婦が周囲を巻き込みながら繰り広げる、夫婦喧嘩や離婚戦争の騒動を描くラブコメディである。また、本人らの離婚関連以外にも、多くの回で裁判調停、利害関係者同士の話し合いなども扱われた、いわゆる法廷ドラマでもある。本作を収録したDVD版もある[2]

重厚でサバイバルバトルロイヤルな作風を重視するため、2007年1月期の同枠の『華麗なる一族』以来ナレーションを導入し、小林清志を起用。

脚本の森下佳子が大のプロレスファンのため、役名のほとんどが実在のプロレスラーに由来し[3]、またアントニオ猪木他プロレスラーが毎回ゲスト出演をする[4]

タイトルは著名なヤクザ映画仁義なき戦い』から付けている。なお、特にネット上では『佐々木夫の仁義なき戦い』といった誤記が非常に多くみられる。

この時間は日曜劇場が連続ドラマ枠へ移行した1993年の『丘の上の向日葵』から数えて通算60作目である。

ちなみに同枠の次回作『猟奇的な彼女』の主演は、同じSMAPの草彅剛が担当している(下記の通り、草彅は本作の初回にもゲスト出演している)。

2019年現在、稲垣にとってゴールデンタイムの時間帯に放送された連続ドラマでは最後の主演作品となっている。

ストーリー

登場人物

年齢は公式サイトにて[5]

佐々木法律事務所

佐々木 法倫〈32〉
演 - 稲垣吾郎SMAP
几帳面で融通がきかない理想家肌の弁護士[6]。「助けるべき人を助けたい」という想いから、現在の事務所を設立した。律子との出会いは3年前、学生時代から憧れていた吉田紗枝に3度目のプロポーズを断られた直後に出会い結婚。東京都出身の一人っ子で、趣味はレスリング。
佐々木 律子〈32〉
演 - 小雪
がさつな弁護士[7]。結婚直前までいった恋人に婚約を破棄された直後、同じような法倫と出会い意気投合、愛があると信じ込んで電撃結婚。広島県出身で実家はお好み焼き屋。
桜庭 元〈24〉
演 - 小出恵介
佐々木法律事務所のパラリーガル(アシスタント)[8]で法倫のサポートをする傍ら、弁護士になるべく司法試験の合格を目指している。
鈴木 恵〈26〉
演 - 酒井若菜
経理事務を担当する派遣スタッフ。おっとりとした朗らかキャラだが、実は仕事は速く有能[9]
蝶野 清〈45〉
演 - 西村雅彦
佐々木弁護士事務所のスタッフで律子のアシスタント。常に新しいクライアントを狙っている。その理由は給料ベースアップを図るため。
馬場 啓一郎〈60〉
演 - 藤田まこと
佐々木弁護士事務所で調査部門を担当。元警察官。定年退職後に佐々木法律事務所へ再就職。

その他

猪木 鉄男〈35〉
演 - 古田新太
律子の親友で、マッサージ師。実はゲイ[10]。おしゃれ上手で料理の腕前も超一流。過去に結婚して子どももいたが、離婚の際、親権の裁判で負けてしまった。そのときの担当が、新人の頃の律子だった。
小川 信司〈32〉
演 - 山本耕史
弁護士。法倫の大学の同級生。同じレスリング部で同じ釜の飯を食った友人。
佐々木 明日
演 - 巨勢竜也
佐々木夫妻の息子。
鉄博
演 - 小清水一揮
鉄男の息子。
吉田 紗枝〈32〉
演 - 桜井幸子
法倫の片思いの相手。法倫の大学時代の同級生で、3度プロポーズして、3度とも振られた憧れの人。だが、彼女には人に言えないヒミツがある。
佐々木 ゆと子〈57〉
演 - 江波杏子
法倫の母親。自分の思い通りにならないと気がすまない。何かにつけて律子のことが気に食わない。
宇野 浩子(律子の母・回想)〈57〉
演 - 銀粉蝶
律子の母。お好み焼き屋を切り盛りしながら、女手一つで律子と妹を育て上げた。
ナレーション - 小林清志

ゲスト

太字はゲスト出演のプロレス関係者。

第1話 「愛と鼻血の離婚バトル開幕!!」
第2話 「逆襲の女!?」
第3話 「もう離婚!?」
第4話 「えっチカン!? それでもボクはやってない」
第5話 「猪木号泣!! 家族は永遠に不滅です」
第6話 「禁断のキスが招く悲劇…涙の結末」
  • 紗枝の叔母・松子 - 田中好子 ※special thanks
  • 紗枝の叔母・吉田梅子 - 根岸季衣
  • 和菓子店・店員 - 蝶野正洋
第7話 「まさかの妊娠慰謝料何と一億円!?」
※テレビ放送では自らの入場テーマが使用されたが、販売品では版権上の理由により差し替えられている。
第8話 「出産せまる!! 明日という新しい命」
第9話 「最後の審判!! 子供はボクが守る!!」
最終話 「涙の法廷!! 夫婦の愛よ永遠に…」

スタッフ

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2008年1月20日 愛と鼻血の離婚バトル開幕!! 平川雄一朗 17.3%
第2話 2008年1月27日 逆襲の女!? 11.7%
第3話 2008年2月03日 もう離婚!? 那須田淳 11.6%
第4話 2008年2月10日 えっチカン!? それでもボクはやってない 09.2%
第5話 2008年2月17日 猪木号泣!! 家族は永遠に不滅です 平川雄一朗 08.9%
第6話 2008年2月24日 禁断のキスが招く悲劇…涙の結末 09.9%
第7話 2008年3月02日 まさかの妊娠慰謝料何と一億円!? 中前勇児 09.2%
第8話 2008年3月09日 出産せまる!! 明日という新しい命 那須田淳 09.1%
第9話 2008年3月16日 最後の審判!! 子供はボクが守る!! 11.0%
最終話 2008年3月23日 涙の法廷!! 夫婦の愛よ永遠に… 平川雄一朗 11.1%
平均視聴率 10.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

その他

  • 山崎製パンとのコラボレーションとして「佐々木夫妻の仁義'Sパン(ジンギスパン)」をドラマ開始日の2008年1月20日に発売した。TBSドラマと山崎製パンのコラボは『華麗なる一族』以来1年振りとなる。食品のコンセプトは弁護士夫婦の夫婦喧嘩を描いた内容に沿り、「朝食ぐらいは仲良く食べられるように」としてハート型で、卵味とツナ味をハートの片割れずつにあてがわれたトッピング。パッケージには「数字で占うラブ運占いシール」が付いており、そのシールで「今日のLOVE運」を占う仕様となっている[11]
  • 本作品の第4話では、稲垣演じる法倫が痴漢冤罪に巻き込まれるというストーリーになっているが、偶然にも2005年に同枠で放送され稲垣が主演を務めた「Mの悲劇」の第1話でも、稲垣演じる安藤が痴漢冤罪に巻き込まれるシーンが存在する。

韓国ドラマ

負けたくない!
各種表記
ハングル 지고는 못살아
発音 チゴヌン モッサラ
ローマ字 Jigoneun Mos-sal-a
題: Can't Live With Losing
Hate to Lose
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韓国でのタイトルは『負けたくない!』(韓: 지고는 못살아)である。

出演

脚注・出典

  1. ^ デジタル大辞泉プラス. “佐々木夫妻の仁義なき戦いとは”. コトバンク. 2020年7月19日閲覧。
  2. ^ 平川雄一郎, 佐々木夫妻の仁義なき戦い DVD-BOX, ジェネオン エンタテインメント, https://www.amazon.co.jp/佐々木夫妻の仁義なき戦い-DVD-BOX-稲垣吾郎/dp/B001B4LQKC 2020年7月19日閲覧。 
  3. ^ 主人公の「佐々木夫妻」は佐々木健介北斗晶〈佐々木久子〉夫妻から取られている。その為小雪演じる律子の旧姓は、北斗の旧姓・宇野となっている。
  4. ^ “日曜劇場『佐々木夫妻の仁義なき戦い』”. MBS. 2021年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月15日閲覧。
  5. ^ 佐々木夫妻の仁義なき戦い公式サイト・キャスト
  6. ^ 佐々木夫妻の仁義なき戦い公式サイト・佐々木 法倫
  7. ^ 佐々木夫妻の仁義なき戦い公式サイト・佐々木 律子
  8. ^ 佐々木夫妻の仁義なき戦い公式サイト・桜庭 元
  9. ^ 佐々木夫妻の仁義なき戦い公式サイト・鈴木 恵
  10. ^ 佐々木夫妻の仁義なき戦い公式サイト・猪木 鉄男
  11. ^ ニュース公式サイト

外部リンク

  • 佐々木夫妻の仁義なき戦い - TBS
  • 佐々木夫妻の仁義なき戦い - MBC(韓国語)
TBS系列 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
ハタチの恋人
(2007.10.14 - 2007.12.16)
佐々木夫妻の仁義なき戦い
(2008.1.20 - 2008.3.23)
猟奇的な彼女
(2008.4.20 - 2008.6.29)
TBS系列 東芝日曜劇場→日曜劇場(21時台)
東芝日曜劇場(連ドラに転換後)
(1993年4月 - 2002年9月)
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
日曜劇場
(2002年10月 - )
2002年
  • おとうさん
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
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関連項目
  • TBS
  • 東芝(一社提供時代のスポンサー)
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離婚しない理由 - リンゴの花の香り - 未忘

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私が生きる理由 - 英雄神話 - リベンジ

1998年

六人兄弟 - 大王の道 - 敵との同居 - 恥ずかしがりやの恋人 - ひまわり

1999年

愛の群像 - 涙が見えないように - グッバイ・マイ・ラブ - 青春の疾走

2000年代
2000年

真実 - バッドボーイズ - イヴのすべて - 新貴公子 - 秘密 - 黄金時代

2001年

おいしいプロポーズ - ホテリアー - 四姉妹物語 - 恋するツキノワグマ - 秋に出会った男

2002年

その陽射が私に… - プレゼント - ロマンス - 勝手にしやがれ - リメンバー - 三銃士

2003年

雪だるま - 威風堂々な彼女 - 男の香り - お向かいの彼女 - ナイスガイ - 僕は走る

2004年

天生縁分 ベストカップル - 愛してると云って - 結婚したい女 - いつか楽園で! - アイルランド - 12月の熱帯夜

2005年

悲しき恋歌 - 新入社員〜SUPER ROOKIE - 私の名前はキム・サムスン - 別れの法則 - 秋の夕立 - ヨンジェの全盛時代

2006年

宮 -Love in Palace- - Dr.ギャング - ある素敵な日 - オーバー・ザ・レインボー - キツネちゃん、何しているの? - 90日、愛する時間

2007年
2008年

どなたですか?〜天国からのメッセージ〜 - スポットライト - 大韓民国弁護士 - ベートーベン・ウィルス 愛と情熱のシンフォニー - 総合病院2

2009年

美賊イルジメ伝 - シンデレラマン - トリプル - 紅の魂 - No Limit〜地面にヘディング〜 - ヒーロー

2010年代
2010年
2011年
2012年
2013年

7級公務員 - 男が愛する時 - 女王の教室 - TWO WEEKS - メディカル・トップチーム - ミス・コリア

2014年

ずる賢いバツイチの恋 - 弁護士の資格 - 運命のように君を愛してる - 私の人生の春の日 - Mr.Back 人生を二度生きる男

2015年

キルミーヒールミー - ラブリー・アラン - 幸せのレシピ〜愛言葉はメンドロントット - 夜を歩く士 - 彼女はキレイだった - 波瀾万丈嫁バトル

2016年

もう一度ハッピーエンディング - グッバイ ミスターブラック - 運勢ロマンス - W-君と僕の世界- - ショッピング王ルイ - 恋のゴールドメダル

2017年

ミッシングナイン - 自己発光オフィス - 君主〜仮面の主人〜 - オー・マイ・ゴッド〜私が突然ご令嬢!?〜 - 病院船〜ずっと君のそばに〜 - ロボットじゃない〜君に夢中!〜

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白い巨塔(再放送)- 手をつないで、沈む夕日を眺めよう - 時間 - 私の恋したテリウス〜A Love Mission〜 - 赤い月青い太陽

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