ムルタトゥーリ

エドゥアルト・ダウエス・デッケル

エドゥアルト・ダウエス・デッケル (Eduard Douwes Dekker、1820年3月2日 - 1887年2月19日)は、オランダの社会批評家。

1839年から1852年までスマトラマナドモルッカジャワなど、オランダ領東インド各地で植民地官吏として勤務した。

帰国後の1860年に、「ムルタトゥーリ(古代ローマの詩人ホラティウスの詩の一節から作ったラテン語で「われ大いに受難せり」を意味する)」の筆名で小説『マックス・ハーフェラール』を発表して世論に大きな影響を与えた。その後もいくつか作品を発表しドイツで客死した。

日本語版著作

  • Max Havelaar, of de koffi-veilingen der Nederlandsche Handel-Maatschappy (1860) 『マックス・ハーフェラール - もしくはオランダ商事会社のコーヒー競売』 佐藤弘幸訳、めこん、2003年。

外部リンク

  • 石坂昭雄「ムルタトゥーリ『マックス・ハーフェラール,もしくはオランダ商事会社のコーヒー競売』とその時代 : オランダ近代史の光と影」『札幌大学総合論叢』第36巻、札幌大学、2013年12月、197-223頁、ISSN 1342324X、NAID 110009659212。 
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