ムハンマド・ビン・サバーハ・アッ=サバーハ

ムハンマド・ビン・サバーハ=アッ・サバーハ1831年 - 1896年5月17日)は第6代目クウェート首長(在位:1892年―1896年)でサバーハ家当主。父はサバーハ2世。兄はアブドゥッラー2世。弟はジャウラッハー、ムバーラク大首長

兄の跡を継いで首長に就任。弟のムバーラクとは犬猿の仲であり、ムバーラクはインドボンベイに出国。しかし、後にムバラクは舞い戻り、ムハンマドは弟を冷遇した。ムバーラクは公衆の面前で侮辱されたのを機会に1896年5月17日にクーデターを起こし、ムハンマドは暗殺される。首長位はムバラクが継承。

なおムハンマドの子息はその後も健在であり、2002年当時の石油相・情報相のサウード・ビン・ナセル=アッ・サバーハはムハンマドの曾孫にあたる。ちなみに1963年制定の憲法によりムハンマドの子孫は首長位継承権は持たない。

参考文献

クウェート国旗クウェート首長(第6代: 1892 - 1896)クウェート国章

サバーハ1世 1752-1764 / アブドゥッラー1世 1764-1814 / ジャービル1世 1814-1859 / サバーハ2世 1859-1866 / アブドゥッラー2世 1866-1892 / ムハンマド 1892-1896 / ムバーラク 1896-1915 / ジャービル2世 1915-1917 / サーリム 1917-1921 / アフマド 1921-1950 / アブドゥッラー3世 1950-1965 / サバーハ3世 1965-1977 / ジャービル3世 1977-2006 / サアド 2006 / サバーハ4世 2006-2020 / ナワーフ 2020-2023 / ミシュアル 2023-

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