ホワイト・アッシュ

曖昧さ回避 この項目では、樹木について説明しています。日本のロック・バンドについては「WHITE ASH」をご覧ください。
ホワイト・アッシュ
ホワイト・アッシュの葉
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: シソ目 Lamiales
: モクセイ科 Oleaceae
: トネリコ属 Fraxinus
: アメリカトネリコ F. americana
学名
Fraxinus americana
和名
アメリカトネリコ
英名
White Ash
ホワイト・アッシュの生育地域

ホワイト・アッシュ(White Ash、学名:Fraxinus americana、別名:アメリカトネリコアメリカタモアメリカアッシュ)は、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。

材木として利用され、通常の場合「アッシュ」とだけ表記している場合をこの木材を指す事が多い。日本ヤチダモトネリコシオジなどと近縁種である。主な生育地域はアメリカ合衆国南部から中西部全域およびカナダの一部。

材木の特徴

辺材は白色で心材は淡灰褐色。適度に硬く、重量がある。耐久性があり、加工しやすいが、乾燥によって狂いが生じやすい。

楽器に使った場合、低・高音域特性がよい。などと比較して安価であるが、木目が単調で美しさに欠ける。

材木としての利用方法

亜種・代用材

スワンプ・アッシュの生育地域
  • スワンプ・アッシュ(Swamp Ash、学名:Fraxinus pennsylvanica)
ホワイト・アッシュの亜種で、生育地はアメリカ合衆国南部から中西部の湿地帯であり、地域的には被・包含関係となる(北部に存在しない)。ホワイト・アッシュと較べ生育が早い為、質量が軽く、強度も軟らかい。そのため、別名「ライト・ウェイト・アッシュ」とも呼ばれる。木目もやや細かくハッキリしている。エレクトリック・ギターおよびベースのボディ材として広く用いられる。高音域特性に優れ、音抜けがよく、シングルコイルピックアップとの相性が良い。
もしくは単純にセンとも呼ぶ。ホワイト・アッシュと同様の色調と木理をもつため、主に日本産のエレクトリック・ギターに代用材として用いられた[1]

注釈

  1. ^ 『エレクトリック・ギター・メカニズム 完全版』竹田豊 リットーミュージック (1998) ISBN 4845603136 p38.

関連項目

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ウィキスピーシーズにホワイト・アッシュに関する情報があります。
唐木
狭義のシタン(紫檀)
  • インディアン・ローズウッド
  • イーストインディアン・ローズウッド
  • ビルマ・ローズウッド(チンチャン)
その他ローズウッド、
広義のシタン
シタン以外
西洋三大銘木
その他の銘木
英語版
  • Pau ferro
  • Purpleheart(パープルハート
  • Snakewood(スネークウッド)
  • Tulipwood(チューリップウッド)
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  • Zebrawood(ゼブラウッド)
その他
関連項目
関連カテゴリ
  • 木材
  • 日本の木材
  • 木工
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