ペクトライト

ペクトライト(ソーダ珪灰石)
pectolite
pectolite
pectolite(アメリカ合衆国産)
分類 ケイ酸塩鉱物(イノケイ酸塩鉱物)
化学式 Ca2NaSi3O8(OH)
結晶系 三斜晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 4.5 - 5.0
光沢 ガラス光沢絹糸光沢
無色白色水色桃色淡黄色青色灰色
比重 2.7 - 2.9
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学
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ペクトライトの球状結晶(アメリカニュージャージー州産)

ペクトライト(pectolite)またはソーダ珪灰石(ソーダけいかいせき)は、鉱物ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は Ca2NaSi3O8(OH)。結晶系三斜晶系珪灰石グループの鉱物。

1828年イタリアで発見された。

産出地

アメリカ合衆国カナダイギリススウェーデンチェコイタリアロシア連邦モロッコバハマドミニカ共和国など。

性質・特徴

透明、または半透明であり、不純物として含まれるマンガンにより桃色を、により水色をそれぞれ示す。また、シャトヤンシーを示すものもある。

硬度は4.5~5.0(シリカ成分が多くなると硬くなる)。比重は2.7~2.9。

用途・加工法

硬度が低く、また割れやすいが、トルコ石のように装飾品として利用される。

ラリマー

詳細は「ラリマー」を参照

特にドミニカ産はラリマーと呼ばれ珍重されている。

  • ラリマー
    ラリマー

参考文献

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ペクトライトに関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • Pectolite (英語), MinDat.org, 2011年7月19日閲覧 (英語)
  • Pectolite (英語), WebMineral.com, 2011年7月19日閲覧 (英語)
  • “ペクトライト(ソーダ珪灰石)”. 地質標本館. 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2011年7月19日閲覧。
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