ダエア・ソカタ

DAHER-SOCATA
業種 航空宇宙産業
前身 モラーヌ・ソルニエ
後継 DAHER(英語版)
設立 1966年
創業者 シュド・アビアシオン
解散 2015年3月 ウィキデータを編集
本社 タルブ, フランス
製品 航空機、航空機部品
親会社 DAHER(英語版) (70 %)
エアバス・グループ (30 %)
ウェブサイト http://www.tbm.aero/

ダエア・ソカタ(DAHER-SOCATA)はフランスの航空機メーカーである。個人向けの軽飛行機ビジネス機を製造しており、自社開発機の他、エアバスダッソーなど他社の部品製造も請け負っている。

社名はSOCATA、EADS-SOCATA、DAHER-SOCATA、DAHERと度々変わっているが、現代でも知名度の高いSOCATAのブランド名を使う代理店もある[1]。本項目では以降ソカタに統一する。

ソカタの製品は全てプロペラ機であるが、レシプロ機だけでなくターボプロップ機も製造している。練習機としてはフランスを始めとしたヨーロッパのフライトスクールや航空会社の他、フランス空軍にも採用されている。

かつてはエアバス・グループだったこともあり、株式の30%はエアバスが保有している[2]

歴史

ソカタは1966年にモラーヌ・ソルニエシュド・アビアシオンに統合された際、民間機部門が分離されてスタートした。社名はモラーヌ・ソルニエのゼネラル・アビエーション部門の名称である『ツーリング機およびビジネス機製造(Societe de Construction d'Aves de Tourisme et d'Affaires』を略したSOCATAとした。

2000年にEADSに買収されエアバス・グループに加わり『EADS Socata』となった。

2008年にはフランスのコングロマリットであるDAHER(英語版)に株式の70%が売却され、『DAHER-Socata』となった[3]

2015年3月にはDAHERとの提携強化によりSOCATAのブランド名が消え『DAHER』となった。

機種

TB-10 トバゴ
TBM-900

現在、単発ターボプロップビジネス機の『TBMシリーズ』を製造している。

  • "ソカタ ラリー" シリーズ - 1959年に"モラーヌ・ソルニエ MS.800"として初飛行。1961年から販売が始まり、ソカタブランドで1980年代まで販売された。
  • GY-80 ホライゾン(英語版) - フランス人航空機技術者イヴ・ガルダン(フランス語版)の設計した小型機。1960年に初飛行し、ソカタブランドでライセンス生産された。
  • ST-10 ディプロメイト(英語版) - ホライゾンの発展型として開発され、元の名称は"スーパーホライゾン 200"であった。1967年に初飛行。
  • "ソカタ TB" シリーズ - 1970年代より生産された小型機シリーズ。 2000年代に販売が縮小し、2012年にシリーズ全機種の販売が終了した。
  • "ソカタ TBM" シリーズ - 単発ターボプロップビジネス機シリーズ。1988年に初飛行。

脚注・出典

  1. ^ ソカタTBM700 | プライベートジェット機のご紹介 | ブルージェット - TBM700を取り扱う日本の代理店
  2. ^ “Final agreement between EADS and the Daher group for Daher to take a majority interest in EADS Socata”. EADS. 2008年11月4日閲覧。
  3. ^ Forbes / Thomson Financial News (2008), EADS to complete partial Socata sale to Daher within days, article retrieved July 2, 2008.

関連項目

  • Category:ソカタの航空機

外部リンク

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