ジョーダン・ロマノ

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  • ジョーダン・ロマーノ
ジョーダン・ロマノ
Jordan Romano
トロント・ブルージェイズ #68
2020年
基本情報
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 オンタリオ州マーカム
生年月日 (1993-04-21) 1993年4月21日(31歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト10巡目
初出場 2019年6月12日
年俸 $4,537,500(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
  • ファザー・マイケル・マクギブニー・カソリック・アカデミー(英語版)
  • オーラル・ロバーツ大学(英語版)
  • トロント・ブルージェイズ (2019 - )
国際大会
代表チーム イタリアの旗 イタリア
WBC 2017年
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

ジョーダン・ロバート・ロマノJordan Robert Romano, 1993年4月21日 - )は、カナダ連邦オンタリオ州マーカム出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBトロント・ブルージェイズ所属。メディアによっては「ロマーノ」と表記されることもある。

ブルージェイズの球団連続セーブ記録保持者(31)[2]

経歴

2014年MLBドラフト10巡目(全体294位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ(英語版)でもプレーし、2球団合計で13試合に登板して1勝1敗、防御率1.93、34奪三振を記録した。

2015年トミー・ジョン手術を受けたため、全休した。

2016年はA級ランシング・ラグナッツでプレーし、15試合(先発14試合)に登板して3勝2敗、防御率2.11、72奪三振を記録した。

2017年はシーズン開幕前の3月に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)イタリア代表に選出された。シーズンではA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレーし、28試合(先発26試合)に登板して7勝5敗、防御率3.39、138奪三振を記録した。

2018年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツとAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して12勝8敗、防御率4.11、128奪三振を記録した。オフの12月13日にルール・ファイブ・ドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから指名され、同日中に金銭トレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[3]

2019年3月23日、ルール・ファイブ・ドラフトの規約でブルージェイズに戻ることになった[4]。開幕はAAA級バッファローで迎えた。6月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー。

2020年7月24日のタンパベイ・レイズとのシーズン開幕戦にリリーフ登板すると、1回を無失点に抑えメジャー初勝利を収めた[6]

2021年シーズンは開幕からブルペンの一角を担い、シーズン途中からは抑え投手として起用された。7月30日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦にて守備の際に膝を負傷したが、この怪我を押してシーズン閉幕まで投げ抜いた。シーズン終盤は20試合連続セーブを記録して、シーズンを終えた[7]。最終的に62試合に登板し、防御率2.14、7勝1敗23セーブという成績を残し、ブレイクを果たした[8]。オフに、左膝半月板の修復手術を行った[9]

2022年4月11日のニューヨーク・ヤンキース戦でセーブを挙げ、前年から続く連続セーブ成功数が26となり、従来のトム・ヘンキーの25を更新して、ブルージェイズの球団記録となった[10][7]。その後も記録を更新し続けたが、4月24日のアストロズ戦延長戦タイブレークでの10回にジェレミー・ペーニャからサヨナラ本塁打を記録され、連続セーブ記録は31で途切れた[2]。4月は12試合に登板し、1勝1敗10セーブ、防御率1.59という成績を残し、自身初となるリリーバー・オブ・ザ・マンスを受賞した。7月17日に辞退選手の代替としてオールスターゲームに初選出された[11]。ただし、オールスターゲームには登板することはなかった。最終的に63試合に登板し、5勝4敗、防御率2.11という成績で、セーブ数はリーグ3位となる36セーブを記録した。またリリーバー・オブ・ザ・マンスを前述の4月度のほか、7月度にも受賞した。オフの12月6日には自身初めてティップ・オニール賞を受賞した[12]

2023年は前半戦を36.2回を投げ、奪三振47、防御率2.95、ガーディアンズのエマヌエル・クラセと同数でリーグ1位の25セーブを記録した[13]。7月9日に辞退したフランバー・バルデスの代替選手として、2年連続2度目となるオールスターゲームに選出された[13]

選手としての特徴

平均97.6mph(約157.1km/h)・最速101.4mph[14](約163.2km/h)を計測するフォーシームとスライダーで組み立てる。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2019 TOR 17 0 0 0 0 0 2 0 5 .000 75 15.1 17 4 9 0 4 21 0 0 14 13 7.63 1.70
2020 15 0 0 0 0 2 1 2 5 .667 57 14.2 8 2 5 0 0 21 0 0 3 2 1.23 0.89
2021 62 0 0 0 0 7 1 23 5 .875 253 63.0 41 7 25 0 1 85 2 0 17 15 2.14 1.05
2022 63 0 0 0 0 5 4 36 3 .556 258 64.0 44 4 21 4 4 73 0 0 18 15 2.11 1.02
2023 59 0 0 0 0 5 7 36 2 .417 248 59.0 48 6 24 5 2 72 0 1 20 19 2.90 1.22
MLB:5年 216 0 0 0 0 19 15 97 20 .559 891 216.0 158 23 84 9 11 272 2 1 72 64 2.67 1.12
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2019 TOR 17 3 2 0 1 1.000
2020 15 3 2 0 0 1.000
2021 62 2 7 0 0 1.000
2022 63 2 5 0 0 1.000
2023 59 1 5 0 0 1.000
MLB 216 11 21 0 1 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

表彰

記録

MLB

背番号

  • 68(2019年 - )

代表歴

脚注

  1. ^ “Jordan Romano Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年4月10日閲覧。
  2. ^ a b c “Pena ends Romano's save streak with homer in extras, Astros beat Blue Jays” (英語). SportsNet (2022年4月24日). 2022年4月25日閲覧。
  3. ^ “2018 Rule 5 Draft results: Pick-by-pick” (英語). MLB.com (2018年12月13日). 2019年4月18日閲覧。
  4. ^ “Rule 5 pitcher Jordan Romano returning to Blue Jays” (英語). Sports Net (2019年3月14日). 2019年4月18日閲覧。
  5. ^ Zachary Silver (2019年6月13日). “Ken Giles on IL; Ont. native Romano called up” (英語). MLB.com. 2019年6月13日閲覧。
  6. ^ “Blue Jays' Jordan Romano: Earns win in relief” (英語). CBS sports (2020年7月25日). 2020年7月25日閲覧。
  7. ^ a b “Canadian Jordan Romano sets Blue Jays record with 26th-straight save” (英語). Sportsnet (2022年4月11日). 2022年4月12日閲覧。
    “HISTORY 🇨🇦 #NextLevel”. Toronto Blue Jays (@BlueJays) - X(旧Twitter) (2022年4月11日). 2022年4月22日閲覧。
  8. ^ “Jordan Romano Stats” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年2月10日閲覧。
  9. ^ “ブルージェイズ、守護神ロマノが左膝手術していた 来春キャンプは参加”. 日刊スポーツ. (2021年12月15日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/amp/202112150000137.html 2022年4月12日閲覧。 
  10. ^ “Canadian Jordan Romano sets Blue Jays record with 26th-straight save”. SportsNet. (2022年4月11日). https://www.sportsnet.ca/mlb/article/canadian-jordan-romano-sets-blue-jays-record-with-26th-straight-save/ 2022年4月12日閲覧。 
  11. ^ “Hendriks, Romano named AL All-Stars; Devin Williams on NL squad” (英語). MLB.com (2022年7月17日). 2022年7月23日閲覧。
  12. ^ Scott Crawford (2022年12月6日). “JORDAN ROMANO WINS CANADIAN BASEBALL HALL OF FAME AND MUSEUM’S TIP O’NEILL AWARD” (英語). Canadian Baseball Hall of Fame and Museum. 2022年12月6日閲覧。
  13. ^ a b Shanthi Sepe-Chepuru (2023年7月9日). “Blue Jays closer Romano replaces Valdez on AL roster” (英語). MLB.com. 2023年7月10日閲覧。
  14. ^ 2021年 ボストン・レッドソックス戦で計測

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ジョーダン・ロマノに関連するカテゴリがあります。
  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Jordan Romano stats MiLB.com (英語)
  • Jordan Romano (@Gordondemand) - X(旧Twitter)
  • Jordan Romano (@gordondemand) - Instagram
トロント・ブルージェイズ ロースター
投手
捕手
内野手
外野手
監督・コーチ
  • 14 ジョン・シュナイダー(監督)
  • 10 ディマーロ・ヘイル(英語版)(助監督)
  • 23 ドン・マッティングリー(ベンチコーチ)
  • 18 ギレルモ・マルティネス(英語版)(打撃コーチ)
  • 59 ハンター・メンス(英語版)(打撃コーチ補佐)
  • 66 マット・ヘイグ(打撃コーチ補佐)
  • 19 デーブ・ハジェンス(英語版)(打撃ストラテジスト)
  • 40 ピート・ウォーカー(投手コーチ)
  • 21 ジェフ・ウェア(英語版)(投手コーチ補佐兼ブルペンコーチ)
  • 85 デビッド・ハウエル(投手コーチ補佐兼戦略コーチ)
  • 53 マーク・バドジンスキー(英語版)(一塁コーチ)
  • 51 カルロス・フェブレス(三塁コーチ)
  • 86 アダム・ユデルマン(コーチ)
  • 22 ギル・キム(英語版)(フィールドコーディネイター)
  • 61 アレックス・アンドレアプーロス(ブルペン捕手)
  • 78 ルイス・ハタド(ブルペン捕手)
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2024年6月17日更新
イタリアの旗 野球イタリア代表 - 2017 ワールド・ベースボール・クラシック
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