アア溶岩

アア溶岩

アア溶岩(アアようがん、: aa lava)は、玄武岩溶岩の表面の形態の一種。鉱滓状溶岩こうさいじょうようがんともいう。ハワイ語に由来する地球科学専門用語である。

概説

粘性の小さい溶岩流が固まる時に表面がスラグ(鉱滓)で覆われたような、ガサガサで刺々しい状態になったものをいう。後に地球科学の用語となった。ハワイキラウエア火山や、日本三宅島伊豆諸島),伊豆大島三原山などに見ることができる。

「アア (aa)」とは、表面のトゲトゲした状態を表す、ハワイ語の言葉「アアー」(ʻAʻā) に由来する。現在はハワイ語の話者が少なくなり、地球科学のみで用いられる単語となった。

参考文献

関連項目

外部リンク

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  • 早川由紀夫. “7.3 アア溶岩”. フィールド火山学. 2008年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月5日閲覧。