ひぐらしのなく頃に奉

ひぐらしのく頃に奉
ゲーム
ゲームジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 Windows XP/7
推奨環境 メモリ:512MB 以上
DirectX 8.0a以降
HDD空き容量:2.8GB以上
ゲームエンジン NScripter
修正パッチ あり
開発・発売元 07th Expansion
監督 竜騎士07
キャラクターデザイン 竜騎士07
シナリオ 竜騎士07
メディア DVD-ROM2枚
ディスクレス起動
アクチベーション 不要
プレイ人数 1人
発売日 2014年8月17日
画面サイズ 640×480
キャラクターボイス なし
ゲーム:ひぐらしのく頃に奉+
ゲームジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 Windows 7以降
推奨環境 Pentium III 800 MHz
メモリ:1GB RAM
ゲームエンジン PonScripter
修正パッチ あり
開発・発売元 07th Expansion
監督 竜騎士07
キャラクターデザイン 竜騎士07
シナリオ 竜騎士07
メディア DVD-ROM2枚
ディスクレス起動
アクチベーション 不要
プレイ人数 1人
発売日 2022年1月28日
画面サイズ 1280×960
キャラクターボイス なし
テンプレート - ノート

ひぐらしのなく頃に奉』(ひぐらしのなくころにほう)は、同人サークル07th Expansion」による日本コンピュータゲーム作品。タイトルは『ひぐらしのく頃に奉』と、「な」が赤文字で表記される。2014年8月17日に「コミックマーケット86」にて頒布された[1]

これまでの『ひぐらしのなく頃に』シリーズ『解』『礼』と新規シナリオを収録した永久保存版[1]。今回初スクリプト化された「雛見沢停留所」と「ひぐらしアウトブレイク」に加え、完全新規書き下ろしシナリオ「ひぐらしアウトブレイク~神姦し編~」が新たに収録されている[1]

リマスター版として『ひぐらしのなく頃に奉+』が存在する[2]

新規収録シナリオ

雛見沢停留所
『ひぐらしのなく頃に』の原点となる作品。竜騎士07が過去に書いた舞台脚本をスクリプト化したもの。2015年には『雛見沢停留所〜ひぐらしのなく頃に原典〜』として舞台化されている。
ひぐらしアウトブレイク
ひぐらしデイブレイク』発表時に書き下ろされた外伝作品。2013年には『ひぐらしのなく頃に拡~アウトブレイク~』としてアニメ化されている。
ひぐらしアウトブレイク~神姦し編~
ひぐらしアウトブレイクの続編。完全新規書き下ろしシナリオ。

開発

新規シナリオを書き下ろすに至ったきっかけは、竜騎士07のファンたちに対する感謝の気持ちにあるという[1]。タイトルの『奉』は、ファンたちと神様に作品を奉納することを意味している[1]

2014年のタイミングで『奉』を制作したのは、次のステージにシフトチェンジするためだと竜騎士07は語る[1]。2014年は竜騎士07が30代から40代へと差し掛かる年であった[1]。竜騎士07は世代によってつくれる作品は変化すると考えており、30代としての最後の活動を締めくくる意味で『奉』を制作したという[1]

ひぐらしのなく頃に奉+

シリーズ20周年を記念して2022年1月28日に発売された[2]。『ひぐらし』シリーズのメインシナリオ全話に加えて、新規シナリオ「女剥し編」を収録している[2]

『奉』との違い
  1. ゲームエンジンが「NScripter」から「PonScripter」に変更された。そのため、画面上部のメニューバーが撤去され、前作よりも画面解像度が向上している。また、ワイドモニターに対応しているため、フルスクリーンにすると画面が横伸びする問題が解消されている。
  2. 効果音や楽曲、立ち絵などが一部差し替えられている。差し替え後のBGM制作はxakiが担当している。

新規収録シナリオ

女剥し編
テレビアニメ『ひぐらしのなく頃に業』映像ソフトの特典をスクリプト化したもの。

コンシューマー版

エンターグラムによる家庭用ゲーム。Nintendo Switch向けソフトが2018年7月26日に、PS4向けソフトが2019年1月24日にそれぞれ発売された[3][4]。2020年8月27日には価格改定をしたベスト版が発売[5][6]。2023年6月22日には、追加コンテンツ『ひぐらしのなく頃にOrigin』が発売された[7]

ひぐらしのなく頃に粋』の19シナリオに加えて、「雛見沢停留所」「ひぐらしアウトブレイク」「ひぐらしアウトブレイク~神姦し編~」「罰恋し編」の4シナリオを新規収録している[8]

雛見沢停留所」のキャラクターデザインには、コミカライズ版の作画を担当したともぞを起用[3]。また、舞台『雛見沢停留所〜ひぐらしのなく頃に原典〜』に出演した俳優をキャストとして起用している。

主題歌

「僕達はもう知ってる」
歌 - 松澤由美
作詞・作曲 - 志倉千代丸
編曲 - ハマサキユウジ
「OriginalZ」
歌 - 本木咲黒
作詞 - 佐倉かなえ/本木咲黒
作曲 - dai/M.Zakky/ラック眼力
編曲 - xaki
『ひぐらしのなく頃にOrigin』のオープニングテーマ。

追加コンテンツ

「竜騎士07が描いた原点をCSゲーム機でプレイしたい」とのファンの要望から生まれた[9]。新機能オリジンモードが追加され、新たに「女剥し編」がフルボイス収録される[9]。また、新規オープニングムービーが収録される[9]

オリジンモードの機能・変更点[9]
  • 選択肢が削除され、原作同様の単話構成に変更されている。原作通りの順番で物語が進行する。
  • 作中の表現を原作に近づけるため、約4000ワードのセリフが再収録されている。
  • 立ち絵切り替え機能が追加。竜騎士07の立ち絵とCS版の立ち絵が切り替え可能になっている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h 「8年ぶりの新作ゲーム! 竜騎士07が語る『ひぐらしのなく頃に 奉』制作の理由とは?」『KAI-YOU.net』株式会社カイユウ、2014年8月17日。2024年3月30日閲覧。
  2. ^ a b c 「『ひぐらしのなく頃に奉+』20周年記念リマスター版が1月28日に発売。原作者・竜騎士07先生のコメント入りミニ色紙などが収録された限定版なども登場」『ファミ通.com』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2021年12月28日。2024年3月30日閲覧。
  3. ^ a b 「Switch『ひぐらしのなく頃に奉』7月26日発売。原典の『雛見沢停留所』などシナリオ全22本を収録」『電撃オンライン』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2018年3月22日。2024年3月30日閲覧。
  4. ^ 「『ひぐらしのなく頃に奉』のPS4版が2019年1月24日発売。完全生産限定版も登場」『電撃オンライン』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2018年9月28日。2024年3月30日閲覧。
  5. ^ 「『ひぐらしのなく頃に奉 EG THE BEST』が8月27日発売決定。求めやすい価格になって登場!」『ファミ通.com』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2020年6月25日。2024年3月30日閲覧。
  6. ^ 「PS4/Switch「ひぐらしのなく頃に奉」価格改定版が本日発売!」『GAME Watch』株式会社インプレス、2020年8月27日。2024年3月30日閲覧。
  7. ^ 「『ひぐらしのなく頃にOrigin』プレイ映像が公開。フルボイス化した女剥し編冒頭の動画9分&竜騎士07先生のクリエイターコメントが楽しめる」『ファミ通.com』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2023年6月22日。2024年3月30日閲覧。
  8. ^ 「『ひぐらしのなく頃に奉』雛見沢停留所や罰恋し編など新シナリオ4本を確認できる紹介映像が公開」『電撃オンライン』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2018年7月20日。2024年3月30日閲覧。
  9. ^ a b c d 「『ひぐらしのなく頃にOrigin』6月22日に配信決定。竜騎士07先生が手掛ける立ち絵への切り替え機能を実装」『ファミ通.com』株式会社 KADOKAWA Game Linkage、2023年6月1日。2024年3月30日閲覧。

外部リンク